内科
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当院では、かぜなどの急性の感染症から、生活習慣病、花粉症などのアレルギー疾患まで、幅広い病気をさまざまな角度から診察し、地域の皆様がお気軽に相談できる『かかりつけ医』としての役割を担っています。「何となく体調が悪い」「疲れがとれない」といった小さな不調の裏にも、思いがけない病気が潜んでいる場合があります。「何科を受診したらいいかわからない」「健康診断で異常を指摘された」といった場合も、症状の軽重にかかわらずお気軽にご相談ください。
患者様の日常の小さな体調変化から丁寧に診察し、必要に応じて専門医療機関と連携・紹介しながら、患者様に最も適した医療を提供します。また、病気の治療だけでなく、『早期発見』や『予防』にも力を入れています。定期的な健診(検診)、生活習慣の見直し、早期発見・早期治療を通じて、皆様が安心して暮らせる地域医療を目指しています。
かぜ(かぜ症候群)は、鼻やのどなどの上気道におこる急性の炎症の総称です。かぜをひくと、発熱・せき・のどの痛み・鼻水・けんたい感(体のだるさ)などが起こり、その原因の多くはウイルスの感染によるものです。ほとんどは軽い症状ですみますが、体力が落ちていると、炎症が下気道(気管や気管支)まで広がって気管支炎となったり、肺まで広がって肺炎に進行したりする場合もあります。

当院では、最短15分でウイルスの感染の有無を判定できる最新の迅速PCR検査、抗原検査や院内血液検査、胸部X線(レントゲン)検査をとり入れており、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの発熱を伴う感染症についても迅速に鑑別し、早い段階から症状にあった適切な治療を行い、二次感染や重症化を予防できます。
朝7時半から診察していますので、何となく体調が悪いときには、出勤前や登校前に念のために検査をすることもできますのでご相談ください。
最近では、原因がはっきりしない「せき」を訴える患者様も増えています。その原因が感染症であるケースもあり、原因のウイルスや細菌を特定するために、多項目でのPCR検査も有効です。

約15分で15の病原体を測定できます。
生活習慣病は、不規則な生活や食習慣、運動不足、ストレスなどが積み重なることで発症する、慢性の疾患です。その代表的なものとして「高血圧」、「脂質異常症」、「糖尿病」、「肥満」などがあります。これらの病気は自分では気がつきにくく、放っておくと動脈が硬くなる動脈硬化が進行し、血管や心臓に大きな負担がかかって、心臓の血流がとまる心筋梗塞(しんきんこうそく)や、脳の血流がとまる脳梗塞(のうこうそく)など、命にかかわるような病気を引き起こす可能性もあります。
当院では、定期的な血液検査や血圧測定によって早期発見を行い、それぞれの患者様の生活習慣を考慮した治療計画を提案しています。食事・運動・睡眠などの生活指導も重視し、薬に頼りすぎない健康管理を目指します。また最新のガイドラインに基づき、降圧薬・脂質改善薬・糖尿病治療薬の使い分けも丁寧に行っています。
当院ではABI検査とPWV検査(手と足の血圧の比較や脈の伝わり方を調べることで、動脈硬化の程度を数値として表す検査)が可能です。この検査を行うことにより、「アテローム動脈硬化(コレステロールがたまって血管内が狭くなる動脈硬化)」などの血管の狭さく(細くなる)や閉塞(つまり)の進行程度、血管年齢などが推定できます。
ABI検査では、狭さくや閉塞の程度がわかり、0.91~1.40は正常です。0.9以下は動脈狭窄の可能性が高く、1.41以上は動脈の石灰化が疑われます。PWV検査では動脈の硬さがわかり、測定値が1,400cm/s以上の場合には動脈硬化が進行しており、くも膜下出血や、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などの病気にかかりやすくなっています。特に高血圧や糖尿病などの生活習慣病がある患者様は、積極的な治療が必要となります。
検査の時間は10分程度で、費用は3割負担の患者様で約390円、1割負担の患者様では約130円の自己負担でABI検査とPWV検査を受けることができます。(初診料や再診料は別途加算されます)。健康診断で生活習慣病を指摘されている方や、すでに生活習慣病の治療を受けている方は、積極的にご相談ください。
ABI検査・PWV検査の患者様向けレポート

ABI検査・PWV検査(血圧脈波検査装置)


スギ花粉や、ヒノキ・ブタクサなどの花粉による季節性のアレルギー、ハウスダストによる通年性アレルギーにも対応しています。くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状が強く出る方には、抗ヒスタミン薬の内服や点鼻薬の処方のほか、漢方薬を併用することで症状が楽になる場合もあります。
アレルギーの原因(アレルゲン)を血液で検査することも可能です。ご自分のアレルゲンを知ることで症状を改善したり、生活の質(QOL)を大きく向上させたりすることができます。症状を我慢せず、シーズン前の早めの治療で快適な生活を送れるよう、サポートいたします。また、気管支喘息の治療においては、発作予防薬の吸入を基本に、喘息のコントロールをして、安全な生活ができるようにサポートいたします。
たばこは動脈硬化を促進し、心筋梗塞などの心臓や血管の大きな病気を引き起こしたり、COPD(有害な物質の吸入が原因で肺に炎症を起こして呼吸がしにくくなる病気)など、呼吸器の病気を引き起こしたりします。また、肺がん・喉頭がん・食道がん・膀胱がんなど、さまざまな部位のがん(悪性腫瘍)の原因にもなります。また、たばこの煙を他の人が吸い込むことにより、他の人も病気のリスクが高まります。禁煙することで、さまざまな病気の予防・リスクの軽減が期待できます。家族やまわりの人達のためにも、ぜひ禁煙しましょう。
喫煙者の多くは「禁煙はつらくて苦しいもの」と思われますが、医師といっしょに取り組むことで、比較的楽に、より確実に、費用もあまりかけずに禁煙ができます。禁煙を始めて2~3日はニコチン切れのイライラやストレスなどの離脱症状が現れますが、医療用禁煙補助薬(飲み薬や貼り薬)を使うことにより離脱症状を和らげることができ、禁煙治療の成功率は7〜8割といわれています。当院では医師や看護師が、一人ひとりに合ったアドバイスを行い、禁煙治療をサポートします。
当院では、AI(人工知能)による最新の『X線画像病変検出ソフト』を導入しています。これは胸部X線(レントゲン)画像をAIが解析し、肺炎や肺がんなどの病変を高精度に検出できるシステムです。
特に肺がんは初期症状に乏しく、発見が遅れると進行しやすいため、定期的な検査による早期発見がとても重要です。このシステムは、最新の技術(ディープラーニング)を活用し、過去の膨大な医用画像データを蓄積して学習を重ねています。そのため、人間の視覚だけでは捉えにくいような異常な陰影も、AIが補助的に検出することで、診断の精度を大幅に向上させることができます。AIの結果はあくまで「補助診断」であり、最終的な診断は医師が行いますが、より安全で精度の高い医療の提供につなげることができます。

病変の存在が疑われる領域を検出・マーキングします。
CPAPの治療イメージ
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠にかかわる呼吸障害のひとつで、SAS(サス)とも呼ばれています。眠っている時に呼吸が停止したり、低呼吸になったりする病気です。
SASには、大きくわけて閉塞性(へいそくせい)睡眠時無呼吸症候群と、中枢性(ちゅうすうせい)睡眠時無呼吸症候群があります。特に閉塞性のほうは、いびきをかくことが多いのが特徴です。SASの人は、日中、過度な眠気に襲われることがあり、居眠り運転による大きな事故も数多く報告されています。また、仕事の重要な商談や会議中、学校での授業中などに強い眠気を感じたり、居眠りをしたりしてしまうこともあります。起床時の頭痛の原因にもなります。
SASは患者様の生命に関わる病気であり、社会生活を送るうえでも予防・早期発見・治療が必要となります。特にSASによる酸素不足が自律神経に異常を来し、心房細動という不整脈や、ひいては脳梗塞の原因となることが知られています。不安な方は、自宅で可能なスクリーニング検査で、まずはSASの早期発見をしましょう。さらに検査が必要と判断された患者様に対しては、確定診断のための精密検査が可能な医療機関をご紹介します。
SASは眠っている間に症状が現れるため、自覚症状がない場合が多いですが、健康な生活を送るためにも適切な治療が必要です。代表的な治療が、CPAP(シーパップ)になります。CPAPとは、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、一定の圧力を気道にかける方法です。当院では、CPAP治療の導入やサポートを行っています。