漢方内科
漢方内科

当院では、現代医学(西洋医学)と東洋医学(漢方医学)のメリットをそれぞれ取り入れた診療を行っています。院長は、石野尚吾先生(日本東洋医学会元会長、北里大学東洋医学総合研究所元診療部門長)に長年師事し、院長自身も昭和医科大学で漢方外来を20年以上担当しています。数多くの漢方専門医を育ててきた指導医でもあり、その経験に基づいて症状・体質・生活習慣に合わせた最適な漢方処方をご提案します。
漢方とは、自然からの恵みである植物や鉱物などの生薬を組み合わせて、最新技術を用いて作られた薬です。いくつかの生薬を組み合わせて作られており、複数の有効成分が含まれているため、体に優しくさまざまな症状に効くのが特徴です。検査をしても診断や病名がつかないような不定愁訴や冷えなど、つらい症状の改善なども期待できます。
漢方内科では、身体全体のバランスを整えることを目的とし、単に症状を抑えるだけではなくその原因を探り、根本的な体質改善を促し、症状緩和を可能にします。東洋医学では「未病」という予防医療の概念が2000年前からあり、病気になる前に体質を改善することは、患者様の生活レベルの向上に大きくつながります。

特に⑨のような場面は、漢方薬が活躍します。具体的な例では、コロナ後遺症などが挙げられます。西洋医学的には完治しているにも関わらず倦怠感が長く続いたり、思考力や集中力が落ちたりする「ブレインフォグ」といわれる症状などに対しても、実は漢方治療が有効なケースがあります。また、がんの治療やさまざまな病気の治療により体力・食欲・気力の低下がみられる患者様でも、漢方薬との併用治療を行うことで、症状や抗がん剤などの薬の副作用を軽減することも可能です。

当院の漢方薬は、保険適用のエキス製剤(錠剤や顆粒など)を使用しています。「問診(患者様の生活習慣や自覚症状)」「脈診(手首の動脈から、脈の強さや性質を判断)」、「舌診(舌の状態から体調を判断)」などの、東洋医学的な診察方法も組み合わせて患者様の身体全体の状態をより正確に把握し、漢方独特の「証」の診断をします。
「証」とは、それぞれの患者様の体質・体力・抵抗力・症状の現れ方などを組み合わせて患者様の状態を精密に判断するもので、この「証」を正しく診断することで、患者様一人ひとりの体質や症状に合ったオーダーメイドの診療を行い、高い効果がみられる漢方薬を処方することができます。この「証」が間違っていると、漢方薬は十分な効果を発揮しないばかりか、副作用が問題となることもあります。
漢方薬は、西洋医学の治療と併用することで、より高い効果を発揮します。当院では、西洋医学的な検査や治療も行いつつ、必要に応じて漢方薬を組み合わせることで、より効果的で副作用が少ない治療を目指しています。
その他、西洋医学、漢方薬の組み合わせ以外にも、鍼治療も行うことができます。鍼治療は、血流改善・自律神経調整・痛みの緩和などに効果があり、西洋医学、漢方薬治療との相乗効果を生み、症状と体質の改善を同時に目指すことができます。特に顕著に改善が認められる症状が、緊張性頭痛・片頭痛との混合型頭痛です。当院では、それぞれの患者様の症状に合わせて経穴に皮内鍼を使用した治療を行います。頭痛などの治療で受診されている方の鍼治療の費用は無料です(別途再診料がかかります)。
また、足のこむら返りなどで、芍薬甘草湯や筋弛緩薬などを使用しても改善しない場合も、鍼治療を合わせると効果がでやすいです。鍼治療は速効性があり、薬の減薬にもつながりますので、ご興味がある方はご相談ください。

漢方というと難しそうなイメージがありますが、実は私たちの身の回りにも漢方製品はたくさんあります。薬局に行けば漢方薬の入ったかぜ薬が売っていたり、生薬の入った栄養ドリンクや薬膳スープを飲んだり、生薬の入った入浴剤を使用したりします。興味はあるけれど、どうやって勉強すればよいかわからないと感じている方も非常に多いです。漢方のYou tubeチャンネルを作りましたので、ご興味がある方はご覧ください。随時更新しています。